❅·̩͙80 ページ40
『お前関係ないじゃんホテル違うんだから』
目｢やだ、しょっぴーと一緒になんないで｣
『なんでだよ』
なにやら揉めている。
私は何でもいいぞ。
どうせ寝る前まで8人一緒なんだろうし。
翔太と目黒の小競り合いを聞いていたら
横で佐久間がペンと紙を持ってきてなにやら線を書きだした。
佐｢はい！みんな1本選んで｣
あみだくじだ。
私は残ったものでいいかな。
ひとりひとり線を選んで右から順に辿ってく。
�，鉢△燃笋蠖兇蕕譴辛�屋は、以下のようになった。
�，録爵掘�渡辺、ラウール、私。
�△牢篷棔∈患彜屐�阿部、宮舘。
『言っとくけどズルしてねえぞ』
目｢そこまでやばいとは思ってないよ｣
公平なあみだの結果、目黒と渡辺の揉めも収まり。
こうしてみると女は私しかいないんだという実感が湧く。
…ホテル側の人、私に良くない印象抱くかも。
隣に座っている渡辺が私の顔を見る。
きゅるきゅるした子犬の目が何か言いたげだった。
眉を上げて問いかけると、まるで乙女のようにモジモジしている。
周りがどんどん解散していく中、彼の視線は離れず
私もその場所から離れられない。
｢何笑｣
『…ちょっとこっち来て』
目黒に見守られながらリビングを出た。
ノーセットでふわふわしている髪の毛にさえ
可愛いと思ってしまう私は、末期だろうか。
階段の踊り場で立ち止まる。
くるっと振り返った翔太が声を潜めて言った。
『…その、さっきの渡月橋、2人で行かね』
｢ふ、2人？｣
『やならいい、んだけど…』
だんだん語尾が消えてく。
眉も口角も下がって悲しそう。
こちらからすれば逆にいいのかと聞き返したいところなのに。
旅行先を2人で回るなんて、好きが増してしまいそうだ。
｢…あそこら辺の食べ歩き奢ってくれるならいいよ｣
せめてもの照れ隠し。
気づかない彼は、パッと顔が明るくなった。
『全部奢る！』
言いたくて、言ってしまいそうで、
でも言えない。
もし彼から言ってくれればどんなに幸せか。
まあ、ありえないのだけど。
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カジャ(プロフ) - りんごさん» ご愛読ありがとうございます。なかなか進みませんね…精一杯の勇気を振り絞ってあれだったようです笑 楽しんでいただけているなら嬉しいです。 (5月2日 20時) (
レス) @page36 id: c91b141c55 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - お疲れ様です！くっつかへんのか〜ぃの前に、ハグだけか〜ぃ！って海のとこで叫びましたꉂ🤣ワクワクしながら待ってマス！ (5月2日 20時) (レス) @page41 id: ba11269092 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - すれ違ったふたりが戻ってきて安心しましたーヽ(；▽；)ノ空気感、好きです♡ (4月29日 22時) (レス) @page36 id: ba11269092 (このIDを非表示/違反報告)
カジャ(プロフ) - りんごさん» 大変申し訳ありません、ご指摘感謝致します。 (4月12日 18時) (レス) id: c91b141c55 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - カジャ様、ワクワクしながら拝見してます⋆♡もしかしてですが、45と48が抜けております。 (4月12日 13時) (レス) id: ba11269092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カジャ
| 作成日時：2024年4月11日 19時
